訃報

訃報

ピースキャンドルは今年で17回目の灯りが灯りました。多くのご参加のお蔭をもちまして、今年まで思いのこもったキャンドルを灯し続けることが出来ています。本当にありがとうございます。

実はこのピースキャンドルは18年前に広島で全国身体障害者スポーツ大会「おりづる大会広島」が開催された際、その中の後夜祭を担当した広島青年会議所が、北海道旭川で行われていた「夢灯りキャンドル」のご指導を受けて、広島で始めて灯したのがきっかけとなっています。思いの込められた灯りが大変美しかったこと、そして当時8月6日の夜原爆ドームが暗く、人が寄りつかなかったことを何とかしたいという思いが重なり、翌年からピースキャンドルとして灯しはじめることができました。

最初の契機になった後夜祭を担当していた、広島青年会議所の当時の担当委員会の幹事さんでもあった当会の会員が昨日ご逝去されました。彼がいなかったらピースキャンドルの今日もありませんでした。
始めてピースキャンドルが灯った夏に彼と一緒に、お礼を含めて旭川の夢灯りキャンドル会場で、万感の思いを込めて点灯したことを昨日のことのように思い出します。

今年は病床におられたこともあり、ピースキャンドルを見に原爆ドームまで足を運んでもらうことはできませんでしたが、来年もしっかりと18回目のピースキャンドルを灯しますので、見守ってください。感謝とともにご冥福をお祈りいたします。

 合掌

ひろしま点灯虫の会 事務局長