本日は18回目のピースキャンドルです

本日は広島県南部に大雨洪水警報が出ているような生憎の天気です。
平和式典も久し振りに雨の中ですが、多くの方が平和を祈っています。

そんな中、夜7時からピースキャンドルは18回目の点灯の予定です。朝から「今日の予定は…」のお問い合わせがありますが、夜7時の時点で少雨であれば実施いたします。
バラバラッと強い雨だったらキャンドルの灯りが消えてしまいますので、幾つかのキャンドルに点灯して…ということにもなろうかと思います。

いずれにしても実施状況は夜7時前後に決定いたしますので、その前の時間帯での実施の有無のご質問への回答は出来かねます。悪しからずご了承ください。
ただし、キャンドルの搬入も大変だと思いますので、夕方4時以降にお持ち込みになられるのが良いと思います。

19年前、ピースキャンドルを始める前の年、8月6日の朝は、今朝と同じように平和式典があり、全国、世界中から多くの方が式典会場にお越しになっていました。その方々は、慰霊碑や原爆ドームにお参りになりますが、午後になると県外の方は離広されます。
夕方の平和公園はほとんどが広島の方だけになり、仕事帰りに花やお線香を持参され、亡くなられた方、被害を受けた方の慰霊をされる静かな夕べでした。元安川での灯篭流しも、遺族の方の高齢化もあり、年々数が減り、参加をされる方も少なくなっていました。その頃の原爆ドームはライトアップもされず、川岸から見ると真っ黒で大きなものにしか見えず、人も周囲を歩くこともありませんでしたので、少し恐ろしく、まるで大きなお墓のようにも感じ大変悲しく思いました。

そこで、この夜に「平和の祈り」「夢」「希望」のメッセージが描かれたキャンドルでドームを取り巻き、明るく灯すことが出来れば、お墓でなく、希望の発信点にできるのではないだろうかと考え、ピースキャンドルが始まりました。

お蔭さまで年々ご参加いただく方も増え、今では6,000個を超える数の平和のキャンドルが灯されるようになりました。それに伴い、多くの方も8月6日の夜にドームの周りや平和公園に足を運んでいただくようになり、平和を考える、感じる機会も多くなったのではないかと自負しています。

そのような思いのあるピースキャンドルですが、さらに、子どもたちを中心として純粋にメッセージを描いていただいているキャンドルを思いが伝わるように灯すことが大切だと思っています。

本日も皆さまのご協力をいただき、しっかりと灯してまいります。