18年目のピースキャンドル灯りました

昨日は18年目のピースキャンドル点灯でした。
ピースキャンドルは、原爆ドーム世界遺産に登録され、初めて迎えた1997年8月6日に灯したのが最初です。それから18年目の昨日は、5000個余りのキャンドルの点灯が行えました。18年間で、のべ10万を超えるキャンドルの点灯になります。

【先日からご案内の通り、今年は6500個程度の作成があり、朝方の天気が悪かったので、学校が臨時休校になるなど(広島市の多くの小学校は8月6日は登校日です)の関係でお持ちになれなかった学校さんもありましたので、5,000個余りの点灯となりました(この概算の個数は事務局の責任でカウントしています)。】

今年は事前預かりがない代わりに、1時過ぎからドーム前での一時預かりを行いましたが、1時過ぎには早速段原小学校さん、その後15分おきに各学校さん、公民館さん等がお持ちになりました。ありがとうございました。

朝方の雨は昼前にはあがりましたが、昼からもどんよりとした曇り空で雨の心配もありました。しかしながら、6時頃少しポツポツというのがありましたが、すぐに止み、カンカン照りではないお蔭で、例年のように汗だくだくということもなく、作業も無事に終えました。

4時には機材等の搬入のトラックも到着し、テント立てや設営の開始となりました。特別支援学校のOBや関係者、公民館のボランティア、福島県や広島の高校生に加え、東京の大学生や地元の中高生のボランティア、そして毎年お手伝いいただいているアイセックの80名以上の大学生が、ひろしま点灯虫の会と一緒に黄色のTシャツを着て準備に入りました。

また5時過ぎからは当日絵だけでも書きたいという方の為にブースを設け、100個以上のキャンドルの作成もしていただきました。

そして7時。灯篭流しの種火(福岡県旧星野村)をお借りして点灯式を開始、今年は高南小学校の児童さんによる点灯となりました。そしてボランティアが来場された皆さんにチャッカマンを配り全部のキャンドルに点灯して頂きました。

道線は毎回課題と考えており、特に川沿いの遊歩道が狭く混雑しますので、いつも大勢の児童さんに来ていただく小学校エリアを反対の東側に変更しましたが、比較的人が流れる感じがしています。今後も検討したいと思います。


キャンドル点灯前後は特に多くの人にお越しいただきました。灯りは20時前から少しずつ解け始めるものもありましたので、差し替えをしながら、20時半まで点灯させていただきました。
消灯後は、再びボランティアさんに活躍をいただき9時過ぎには撤去が完了しました。

今年も中元紀子先生の写真教室の生徒さんには写真班として、沢山写真を撮っていただきました。後日ご案内できると思いますので、お楽しみに(^v^)

最後になりますが18回目のピースキャンドルが無事に終えましたのも、ご参加いただきました皆さまのお蔭です。作成に参加、ボランティアに参加、当日足を運んでいただいた皆様全てに感謝したいと思います。平和な世界が実現するまで…と続けているピースキャンドルですが、残念ながらその世界は実現していません。でも、今年・来年にそれが実現すれば、来年のピースキャンドルはそれを祝う最後のピースキャンドルになると思います。残念ながら実現しないならば、次こそはという思いでのピースキャンドルになると思います。引き続きご支援のほど、宜しくお願い致します。

なお、昨晩ドームの西側(川岸)にカバンのお忘れ物がありました。しばらく本部テントでお預かりしておりましたが、お申し出がなかったので、市のボランティアさんと一緒に確認しましたが連絡先も不明でしたので、今朝ほど平和公園レストハウスの方にお届けしています。お心当たりの方はレストハウスにご確認ください。